経営者の人脈の作り方

 

「経営者は多くの人脈を持っていた方がいい」こうした言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。とは言え人脈を作ることは容易ではありません。「みんなどうやって人脈を作っているの?」そのように思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで多くの経営者に、どのように人脈作りをしたか、インタビューをしてみました。経営を行う上で必要な人脈を作りたいと思っている方は、参考にしてみてください。

異業種交流会に参加する

 

・異業種交流会に参加することが、最も効果的に人脈を作れる方法だと思う。すぐにビジネスに繋げたいと考えると可能性は狭まるが、数年後に自分にとってプラスになる可能性があると思うと、どんな人脈も無駄にはならないと思う。(人材派遣、経営者)

 

・自分と似た境遇の参加者も多いので、異業種交流会はよく利用する。他の業界で活躍している人の話を聞くのは本当に刺激になるし、人脈まで作れるので一石二鳥だと思う。(コンサル、経営者)

 

・自分も周囲の経営者もそうだが、人脈を作るために異業種交流会に参加している人は多い。人脈の作り方には色んな方法があるとは思うが、やはり多くの人と会話ができる異業種交流会は魅力。最近では極力オンラインのものに参加している。コロナ禍だからというのもあるが、オンラインの方が移動時間を削減できたり、とにかく効率が良い。初回の会話はリモートでも十分だと感じる。(メーカー、経営者)

 

・オンラインの異業種交流会に参加することが多い。その場ではお互いに自己紹介プラスαくらいの話ができないが、今後に繋がる可能性があるかは少し話せばわかるので、そういう意味ではオンラインでたくさんの人と交流するくらいでちょうど良い。(教育、経営者)

 

異業種交流会に参加するという声が最も多く聞かれました。「人脈作りと言えば異業種交流会」という考え方が定着しているのかもしれません。最近ではオンラインの異業種交流会もすっかり市民権を得たと言えるのではないでしょうか。

 

ビジネスマッチング企画に参加する

 

・異業種の人とのビジネスマッチングをテーマとした企画に参加することがある。お互いに仕事の話をしっかりできる場は少ないので、有効活用している。(卸売、経営者)

 

・ビジネスマッチングというテーマだと、気兼ねなく仕事の話ができるのでありがたい。お互いに目的が一致している方がビジネスに有益な人脈はできやすいと思う。(小売、経営者)

 

・異業種交流会と併用している。異業種交流会には、中長期的な人脈を作ることが目的で参加していて、ビジネスマッチング企画には、短期的に提携できるような相手を見つけ出すために活用している。(WEB、経営者)

 

・自分も相手もビジネスに役立つパートナーを見つけたいと思っている場なので、お互いに利害が一致していてやりやすい。(システム、経営者)

 

ビジネスマッチング企画に参加するという声も聞かれました。文字通り「ビジネスをマッチングさせる」ことがテーマのこうした企画。テーマが明確であるからこそ、お互いに目的を達成させやすいのかもしれませんね。

 

取引先と関係を深める

 

・会社経営をしていると、自ら営業を行う立場に立つこともあるし、営業を受ける側になることもある。いずれにせよこうした仕事上の取引先の人とは、関係を深めやすいと感じる。(IT、経営者)

 

・仕事以外では、異業種の人と知り合う機会があまりないが、仕事上では多くの業種の人と知り合う機会が多い。せっかくの縁なので、そうした人との人脈を大切にしている。(建設、経営者)

 

・長年関係が続いている相手だと、どういう人なのかがよくわかってきて、仕事にもプラスになることが多いので、取引先の人ともできるだけ関係が深くなるようにしている。(人材紹介、経営者)

 

仕事上で関わる取引先担当者との人脈を築くという意見も多く聞かれました。ある程度知っている相手であるため、ゼロから人間関係を構築するよりも、距離を縮めやすいかもしれません。

 

旧友との集まりに顔を出す

 

・学生時代の同窓会に参加したときに、当時はそこまで仲良くなかった相手と仕事の話で盛り上がり、そこから連絡を取るようになった。学生時代は、クラスで席が近くだったり、部活が一緒だったりという理由で仲良くなった人が多かったが、今になって旧友に会ってみると、また違う形で仲良くなれる人がいるので面白い。(不動産、経営者)

 

・新たな人脈作りとは異なるが、人脈を保つという意味でも、旧友からの誘いに顔を出すことは必要だと思う。忙しさを理由に断ってばかりいると、次第に呼ばれなくなり、いざというときに自分からも相談しづらくなってしまうと思う。(WEB、経営者)

 

・初対面の人と会ってゼロから関係性を構築するよりも、旧友と会って新しい関係性を築き上げる方がやりやすい。学生時代はくだらないことばかり話していた関係でも、今になって会うと、仕事の面でパートナーになれることがある。そして何より以前から知っている安心感があるのがメリット。(エンターテイメント、経営者)

 

旧友との集まりに参加するという声も多く聞かれました。意外と身近なところに人脈はあったりするものかもしれないですね。

 

知り合いに紹介してもらう

 

・顔が広い友達にいるのだが、その人がよく知り合いを紹介してくれる。中にはそれがきっかけで知り合い、それ以降、数年間も継続的につき合っている人もいる。(広告、経営者)

 

・自分自身が顔が広い方なので、困ったことがあると誰かに相談するようにしている。そうすると、たとえ相手がわからない分野の話であっても、その内容について詳しい知り合いを紹介してもらえることもある。(教育、経営者)

 

・周囲の人から紹介してもらうことが多い。お礼というわけではないが、自分も日頃から知り合いを紹介するようにしている。(システム、経営者)

 

知り合いから紹介してもらうという声も多く聞かれました。しかしこれは、裏を返せば紹介してくれるような人脈が必要ということになります。結局のところ、やはり人脈は重要と言えますね。

 

SNSを活用する


・SNSを通じて知り合うケースがある。どんな人か分からないからリスクもあるが、場合によっては良い人脈に繋がることもある。(飲食、経営者)

 

・SNSで昔の友達を発見し、そこからときどき連絡を取るようになったことがある。20年くらい前にはこんなツールはなかったから、つくづく便利な時代だと思う。(工務店、経営者)

 

・SNSの使い方を若い社員に教えてもらいながら活用している。まだまだ使いこなせていないが、有効な場合もあると感じている。(WEB、経営者)

 

SNSを活用している人も多いようです。顔が見えない分リスクもありますが、うまく活用することで効率的に人脈を築くことができるかもしれません。

 

アプリを活用する

 

・知り合いに進められて、人脈作りのアプリを利用している。ただ色々な人がいるので、ちゃんとした人かをどう見極めるかが重要。(コンサル、経営者)

 

・最近はスマホのアプリを使って人脈を作ることにチャレンジしている。ただ相手から返事がこないケースもあり、あまりうまくいっていないのが実情。(エンターテインメント、経営者)

 

・最近はアプリを使うことが多い。自分は出張が多いため、スマホからでも気軽にアクションを起こせる点が良い。

 

人脈作りのアプリを使う人もいるようです。顔が見えない相手といかに人脈を作っていくか、苦慮しているという声も多く聞かれました。近年登場した人脈の作り方であると言えます。

 

業界団体に所属する

 

・同じ地域・業界の企業が加入する組織に登録している。同業の人と情報交換ができことにメリットを感じている。(住宅、経営者)

 

・同業の多くの企業が所属している組織に自社も所属している。ある程度ちゃんとした会社が多く安心感はあるが、競合になるような会社も少なくないため、そこまでメリットは感じられない。(IT、経営者)

 

・多くの組織が所属している団体にいくつか加入している。会費は安くないものもあるが、安心感はある。

 

地域・業種によっては業界団体が存在していて、そこに所属して人脈を作るという意見もありました。

 

経営者で人脈を作りたい人はフォースコミュニティビジネス・フォースコミュニティエグゼクティブへ!

 

フォースコミュニティビジネスは、経営者、士業、フリーランス、副業でビジネスを行いたい人を対象としたコミュニティです。毎月継続的に、異業種交流ビジネスマッチング企画を開催しています。そのため経営者にとって有益な人脈を数多く作ることができます。

 

また経営者のみを対象とした経営者コミュニティ「フォースコミュニティエグゼクティブ」についても、2021年中に設立予定です。ご興味がある方はぜひご参加ください!

 

関連情報

 

経営者の人脈の作り方について、経営者の人脈作りで解説を行っています。また経営者に必要な人脈はどのようなものかについては、経営者に必要な人脈にまとめています。

 

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