メンタルヘルス研修 ーラインケアー

「部下がうつ病になってしまった」「後輩が精神的に病んでしまい休職してしまった」そのような経験をしたことのある方は多いかと思います。たしかに働いている人の多くは、人間関係で悩みを抱えたり、忙しさに精神的な苦痛を感じたり、多かれ少なかれ何かしらのストレスを抱えているものです。そのためこうした事態を防ぐのは容易ではありません。しかし部下がメンタル不全に陥らないために、上司としては日ごろから部下の変化を見落とさないようにしながら、コミュニケーションを取っていく必要があります。この研修では、職場のメンタルヘルス対策のうち、管理職が行うべきラインケアについて学んでいただきます。

 

研修概要

 

メンタル不全に陥ってしまう人は多くいます。中には休職、退職をすることになるケースもあります。こうした事態を防ぐためには、上司が日頃から部下の変化に気づくようにして、しっかりとコミュニケーションを取る必要があります。この研修では、メンタル不全を防ぐために上司がすべきことについて学んでいただきます。[目安:34時間]

 

カリキュラム

 

Ⅰ.部下がメンタル不全になったら

「もしも部下がメンタル不全に陥ったら…」日頃まったく考えていないという上司は多いかと思います。しかしふだんは元気そうにしている部下であっても、ある日突然メンタル不調を訴えてくるケースもあります。研修の冒頭では、そうした事態を防ぐために、部下がメンタル不全に陥ったらどのような影響があるかを考えてることで、メンタルヘルスの重要性を認識していただきます。

 

Ⅱ.部下のストレス耐性を知る

ストレスを抱えやすい人もいれば、抱えにくい人もいます。またどういったことでモチベーションが上がるかも人それぞれです。そこで上司としては、部下のストレス耐性を知ると共に、モチベーションの源を把握しておく必要があります。ここではいかにして部下のストレス耐性を知るかを学んでいただきます。

 

Ⅲ.部下の小さな変化に気づく

部下がメンタル不全に陥ってしまう場合、多くのケースでは、事前になんらかの兆候があります。休みがちになっていたり、顔色が悪かったり、ミスが多くなったり等、様々な変化が生じる場合があります。ここではそうした小さな変化に気づくことの重要性を理解すると共に、どういった点に着目する必要があるかを学んでいただきます。

 

Ⅳ.部下に話しかける

部下がメンタル不全に陥る要因として多く挙がるものの中に、上司から厳しくされたことや、パワハラを受けたという内容もあります。たしかに上司としては、ときに厳しい指導をすることが必要な場面もありますが、部下が精神的苦痛を味わうほどの指導を行うことは、こうした事態に繋がる恐れがあります。ここでは、日ごろから部下にどのように声をかけるか、どのようにして部下が楽しく働けるようなコミュニケーションを取るかを学んでいただきます。

 

Ⅴ.部下の相談に乗る

部下が悩んでいることについて、相談に乗ることも重要です。とは言え多くの部下は、困っていること、悩んでいることをなかなか上司に言い出せないというのも事実です。そこで日ごろからいかにして相談しやすい空気を作るか、どのようにして相談の場を設けるか等、上司としてできることを学んでいただきます。そして上司役と部下役に分かれて、実際に相談に乗るロールプレイングを行っていただきます。

 

Ⅵ.現場で実践すること

メンタルヘルス対策は、やり方を知るだけでは意味がありません。現場で実践しなければ部下のメンタル不全は防げないのです。研修の最後では、現場でどのような行動を取るかを具体的に考えていただきます。

 

メンタルヘルス研修-ラインケアー(3~4時間)

Ⅰ.部下がメンタル不全になったら

-部下がメンタル不全になった際の影響-[ディスカッション]

1.本人への影響 2.組織への影響

 

Ⅱ.部下のストレス耐性を知る

・ストレスを感じやすい部下

・ストレスを感じにくい部下

・部下のモチベーションの源

 

Ⅲ.部下の小さな変化に気づく

1.体調を気にする

2.出勤状況を気にする

3.表情の変化に着目する

4.いつもと異なる行動がないかに着目する

-部下の様子がいつもと違うと思ったこと-[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅳ.部下に話しかける

1.笑顔で挨拶をする

2.業務について話しかける

3.ときに雑談をする

-部下に話しかける際の話題を考える-

[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅴ.部下の相談に乗る

1.相談しやすい雰囲気を作る

2.面談の場を設ける

・自分から相談することが苦手な部下もいる

3.話をしっかりと聴く

・否定しない ・共感する

-上司役が部下役の相談に乗る-[ロールプレイング]

 

Ⅵ.現場で実践すること

-現場でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]

実施形態

下記2つの形態で対応が可能です。

・対面型

・オンライン(Zoom)

 

対面型研修、オンライン研修のいずれでも、グループワーク、ディスカッション等の時間を多く設けております。オンライン研修では、Zoomの機能を活用することで、受講者同士が交流できる進行としています。(詳細についてオンライン研修の方法に記載しています。)

 

受講者の声・感想

 ・ケースバイケースの対応が求められる中でも、具体的かつ不変的な対応方法について教えていただき大変参考になった。今まで行った一つひとつの対応を検証するのはなかなか難しいが、研修を受講し過去の対応が間違っていなかったことが分かり、自信につながった。

 

・わかってはいるけれどできていない箇所を指摘されたようで、耳に突き刺さりました。これからは、さらにコミュニケーションを大切にしたいと思います。

  

・自分で考えたりグループで話し合ったりする時間が多く、他の人の意見を聞くことで自分にはなかった視点に気付く事ができ、有意義だったと思います。

 

・答えを提示される研修ではなく、考えさせるワークが多かったため、様々な気づきを得られる研修でした。

 

・メンタルヘルスに対する理解を深めることができました。グループワークが多く他の人の考え方等を参考にしたり、事例について深く考えることができたりと、とても充実した時間になりました。

 

・この研修では、管理者側のケアをわかりやすく学べた。少しずつでもケアが実践できるよう日々心掛け、努力していきたい。

 

・管理職になる前に受講することで、部下のメンタルヘルスに日ごろから配慮しておくことの重要性を、事前に理解することができ、大変有意義であった。

 

 

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