ロジカルシンキングのフレームワーク

ロジカルシンキングを支えるフレームワーク

 

ロジカルシンキングは、複雑な問題を解決のための、意思決定に欠かせない思考方法です。しかし、単に論理的に考えるだけではなく、構造化されたフレームワークを活用することで、より効率的に思考を進めることができます。フレームワークは、問題を整理し、分析し、解決策を導くための「道筋」となります。これらのフレームワークを使いこなすことで、複雑な課題に直面しても、冷静かつ論理的な解決策を見つけることが可能になります。ここでは、実践的でよく使われるロジカルシンキングのフレームワークを5つ紹介し、それぞれの特徴と活用方法について解説していきます。

 

1. MECE(ミッシーまたはミーシー)法

 

MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)は、問題を整理するためのフレームワークで、「重複なく」「漏れなく」情報を整理することを目的としています。

 

・Mutually Exclusive(相互排他):項目が重複しないようにすること。つまり、ある情報が他の情報と重複しないように分ける。

・Collectively Exhaustive(網羅的):すべての重要な情報を抜け漏れなく網羅すること。

 

このフレームワークを使うことで、問題の要素を重複なく分け、かつ全体を網羅的に考えることができます。例えば、ビジネスでの問題解決において、顧客満足度を向上させる方法を考える場合、MECE法を使って「価格」「商品」「サービス」などに分け、それぞれの要素についてさらに細分化して分析します。

 

 

2.5W1H

 

「5W1H」は、問題を深く掘り下げて理解するためのフレームワークで、以下の6つの問いを使います。

 

・Who(誰が):問題に関係する人物は誰か?

・What(何が):問題とは何か?その内容は?

・When(いつ):問題が発生したタイミングはいつか?

・Where(どこで):問題が発生した場所や環境はどこか?

・Why(なぜ):問題が発生した原因は何か?

・How(どのように):問題を解決する方法は何か?

 

この6つの問いを使って問題を分解し、各側面からアプローチすることができます。特に問題の背景や原因を明確にする際に有効です。例えば、売上が低迷している場合、5W1Hを使って、どこで、誰が、どんな原因で売上が落ちているのかを分析します。

 

 

3. フィッシュボーンダイアグラム(魚骨図)

 

フィッシュボーンダイアグラムは、原因と結果を視覚的に整理するためのツールで、問題の原因を枝分かれする形で視覚化します。このフレームワークは、特に根本的な原因を特定する際に非常に有効です。

魚の骨のような形状をしているため、「魚骨図」や「Ishikawaダイアグラム」とも呼ばれます。この図を使って、問題の「原因」とその「要因」を順番に枝分かれさせていきます。例えば、製品の不良品率が高い場合、原因として「人」「プロセス」「機械」「材料」などの要因が考えられ、これらをさらに細かく分けていきます。

 

 

4. 仮説思考

 

仮説思考は、問題解決のアプローチとして「仮説を立てて検証する」という方法です。問題が発生したときに、まず仮説を立て、その仮説が正しいかどうかをデータや事実を使って検証していきます。この方法を取ることで、無駄な仮定を排除し、効率的に問題解決に取り組むことができます。

 

仮説思考の流れは以下のようになります。

1. 問題の概要を把握

2. 初期仮説を立てる

3. 仮説を検証するためのデータや証拠を集める

4. 仮説が正しいかどうかを確認し、問題解決策を導く

 

このアプローチは特に不確実性の高い問題に効果があり、ビジネスの意思決定や研究開発の場面でよく使用されます。

 

 

5. PDCAサイクル

 

PDCAサイクルは、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)という4つのステップを繰り返すことで、継続的な改善を目指すフレームワークです。これは、業務の効率化や品質向上、問題解決などに役立ちます。

 

・Plan(計画):問題を明確にし、その解決方法を計画する。

・Do(実行):計画を実行に移す。

・Check(評価):実行結果を評価し、問題点や改善点を把握する。

・Act(改善):評価結果を元に、次回の改善策を立てる。

 

PDCAサイクルを回すことで、問題を逐一見直し、効率よく改善していくことができます。

 

まとめ

 

ロジカルシンキングは、複雑な問題を整理し、解決策を導くために非常に重要なスキルです。紹介したフレームワーク(MECE法、5W1H、フィッシュボーンダイアグラム、仮説思考、PDCAサイクル)は、日常的に使いやすく、ビジネスでも活用できるものです。これらをうまく活用することで、問題を体系的に解決し、効率的に仕事を進めることができるでしょう。

ロジカルシンキングを磨くことで、課題に直面したときに冷静かつ効果的に対応できるようになり、意思決定力や問題解決能力が大きく向上するはずです。ぜひ、実践してみてください。

 

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