代表インタビュー【社員教育編】

 

株式会社フォースコミュニティに入社した場合、どのような教育を受けられるの?ここでは代表がインタビューで語った内容を掲載します。

 

■まず始めに、社員教育に関する考え方を教えてください。

私は会社経営の中で最も重要なものの一つが社員教育だと思っています。教育・研修事業を展開していることもあり、自社の社員の教育についても非常に重視しているのです。とは言え小さな規模の会社ですので、大企業のような充実した研修プログラムではありませんが、社員の課題に応じた研修や教育を日々の業務の中に取り入れていくようにしています。

 

■なぜ教育を重視するのですか?

会社にとって必要だからという側面と、従業員個人にとって大切だからという側面があります。まず会社にとってという側面ですが、従業員が成長しなければ会社の発展もありません。一人一人のスキル・能力が向上すれば、当然会社としてのトータルの力も上がります。個人の力が上がっていけば、会社の力は無限に上がっていくのです。もう一つの従業員個人にとってという側面ですが、多くの人にとって「自分が成長した」と実感したとき、すごくうれしい気持ちになると思いますし、仕事のやりがい、ひいては生きがいにすらなるかと思います。社員には、生活の大半の時間を仕事に費やしてもらっているのですから、その分成長させてあげられる仕事でないといけないと思っています。また社員には当社で長く働いてほしいと思っておりますが、いずれ別の道に進む者もいるでしょう。そうなったときに、次の職場でも「あの人は仕事ができる優秀な人だなあ」と思われてほしいなという思いがあります。フォースコミュニティは、人を成長させられる企業でありたいと思っています。

 

■入社後、どのような教育体系がありますか?

職種によって教育プログラムは異なりますが、営業職を例に出すと、まずはサービス内容を理解するために、弊社が提供している研修サービスを聴講したり、実際に受講したりしてもらいます。また動画の教材を使いながら理解を深めることも可能です。営業の仕事については、最初は先輩社員に同行して、実際に提案活動や打合せの場に同席してもらいます。日常業務に関しては、先輩社員が指導役となり様々な業務を教えます。このあたりは基本的にOJT(現場での教育)です。最初は営業職以外の業務内容についても理解することで、後々仕事の全体像を掴みやすくなるため、営業が行う業務でない内容についても学んでもらいます。

 

■株式会社フォースコミュニティで働く上で必要な考え方やスキルはなんでしょうか。

年齢、立場、業務内容により異なる部分もありますが、最も重視しているのは、「主体性」「判断力」といった内容です。このあたりについては弊社が展開する教育・研修プログラムの主要なコンテンツの一つなのですが、自社の社員にも必要不可欠な要素だと考えています。主体性があるということは、「ただ言われたことをやるのではなく、それ『以上』のことをいかにして行うか」ということです。厳しい言い方をすると、言われたことをただやるだけというのは、多くの人ができることですし、そこを目指していては、結局は言われたことすらもできていないという結果になってしまいます。しかし何らかの指示や依頼を受けた際に、「相手はなんのためにそのような指示を出したのだろう」とその上位の目的を考えることが必要なのです。そこを理解したうえで、その上位の目的を達成するためには自分は何ができるか、これを徹底的に考えることで、相手が求めていること『以上』の内容を提供できるのです。また判断力についても、若いうちから必要な要素だと思っています。初めての事態に遭遇した際に、上司や先輩に「どうしたらいいですか?」「どうしたらいいかわからないんですが…」こんな言い方をする若手社員はよくいます。しかしそうやって自分で考えずに聞いて答えを教えてもらうばかりでは、その人の成長はありません。自分の頭で考え、判断し、「〇〇するのでいいでしょうか?」と聞けるようになる必要があります。このあたりは、こうした思考の癖がないと簡単にはできないものですが、これができるようになることで、お客様の期待を上回るような提案ができるようになったり、上司や先輩が求める水準『以上』の成果物を提供することができるようになります。いわゆるデキる社員に近づくのです。弊社では、こうしたことができるように日常の指導を行ったり、研修を受講できる機会を提供しています。

 

■従業員を指導する際に気をつけていることはありますか?

上記に関連することですが、まずは社員の「考える力」が磨かれるように日々指導をしているつもりです。たとえば何かを教えたり指示をしたりする際には、必ずその理由も併せて教えるようにしています。それによって本人がその作業をするときに、「なんのためにそれを行うのか」を常に考えるようになるためです。また教えられた側からしても、その方が仕事を覚えやすく、納得して業務に取り組めるようになるという側面もあります。社員が何か失敗をした際には、ただ結果のみを責めるようなことはしません。何が原因だったのか、次からはどうすべきか、それを自ら考えてもらうようにしています。どんな人でも失敗はしますが、それを振り返って次につなげることが大切だと思っています。また「ほめるべきときはほめ、叱るべきときは叱る」これを意識しています。社員の努力が成果となって表れたとき、自分なりに考え工夫をしたとき、周囲の人の助けになる行動をしたとき、些細なことでもほめようと意識しています。人はほめられたらうれしいですし、それだけでがんばろうと思えることもありますからね。忙しいとついついおざなりになってしまうのは私自身反省すべき点なのですが(笑)。一方で、規律を乱すような行動をとったり、周囲の人に迷惑をかけたり、やるべきことを怠ったりした場合には、厳しく叱ることもあります。大企業であれば、自分が叱らなくても他の誰かが叱ってくれることもありますが、当社のようなベンチャー企業では、自分がどうにかするしかない場面も多くあります。叱った後は、「相手は嫌な思いをしただろうな」「ちょっと言い過ぎたかな」とたいてい自分自身も落ち込みます(笑)。けれど会社の成長、社員の成長を考え、叱るべきときは叱らなければならないと思っています。叱らないことは一見優しいことのようにも思えますが、ときに相手を見捨てるという残酷な結果にもなり得ます。そして最近意識していることは、叱った後に自分自身が引きずらないこと。叱られた後は誰しも落ち込むと思うので、自分自身まで不機嫌になったりテンションを低くしたりしないように心がけています。厳しく叱った後に、あえてくだらないことを話しかけることもあります。「あの人はまだ怒っている」とビクビクしてしまうような状況では、社員は気持ちよく働けないですもんね。

 

代表インタビュー【従業員編】

 

株式会社フォースコミュニティ

代表取締役 斎藤 高一郎

【経歴】

・2006年 早稲田大学法学部卒業。キヤノンマーケティングジャパン株式会社に入社。法人営業を行う。入社3年目に事業部の販売キャンペーンで150名中1位となる。

2009年 人材教育系の会社に転職。

2011年 九州支社に異動。支社長代理に就任、その後管理職に就任、支社40名の責任者となる。

2014年 株式会社フォースコミュニティを設立。

2023年 サービス利用者数40,000名を突破。

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