「日頃から報連相をしっかり行うように」「仕事ができる人は報連相がちゃんとできている」そのような言葉を聞いたことがある人は少なくないかと思います。しかし一方で「報連相のコツがイマイチわからない」と思っている人は多いのではないでしょうか。また部下・後輩を抱える上司・先輩社員の中にも、「うちの若手は報連相ができない」「部下がまったく報告してこなくて困っている」そのように悩んでいる方もいるかと思います。この研修では、職場内のコミュニケーションが円滑になる報告、連絡、相談のコツを学び、報連相ができるようになっていただきます。
報連相ができるようになるための以下のポイントを学びます。
・求められる報連相の量は、職場・上司によって異なると知る
・「相手が何を求めているか」を考える
・「お礼」と「お詫び」を常に意識する
その上で、実際に報連相の練習を行うことで、理解するだけでなく、実際に「できる」ようになっていただきます。[目安:6~7時間]
Ⅰ.報告・連絡・相談の違いとそれぞれのポイント
「報連相」が大事とわかっていても、「報告」「連絡」「相談」とはそれぞれどういうものかを正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。まずはこの3つについてきちんと理解をし、それぞれのポイントについて学んでいただきます。
Ⅱ.求められる報連相の量は、職場・上司によって異なる
ある人は事細かに報告を求めるのに対して、別の人はそこまで求めない。異動によって上長が変わったりした場合には、その点に気づく人も多いかと思います。そうなのです、求められる報連相の量は、職場や上司の考え方によって異なるのです。ここではそれを知ることによって、相手に合わせた報連相を行う必要性を理解していただきます。
Ⅲ.「相手が何を求めているか」を考えることで、報連相が上手になる
上司や先輩は、思っている以上に自分のことを気にかけているものです。そのため報告や相談の徹底をただルールにしたいというよりも、進捗状況が気になるから報告を要求したり、トラブルにならないように相談を求めたりするのです。逆に言えば、相手は自分のことを気にかけているのだと理解した上で、相手が何を求めているのかを考えることで、報連相は上手になります。ここでは自分がふだん他の人に求めていることを考えることで、相手が自分に対して求めていることを理解していただきます。
Ⅳ.「お礼」と「お詫び」を常に意識すると、自然と報連相ができる
「あの人に何かお礼を言うことはなかったかな」「この人には迷惑をかけたからきちんとお詫びをしよう」そのようなことを意識していると、自然と報連相もできるようになってきます。お礼やお詫びのついでに報連相もされることが多いのです。ここではお礼とお詫びの気持ちをどのように報連相に繋げるか、その方法を学んでいただきます。
Ⅴ.相手にきちんと報連相をしてもらうためには
部下を持つ管理職やマネージャーはもちろんのこと、若手社員、新入社員ですら、相手から報連相をしてほしいと思う場面はあるはずです。しかし何かしらの要因により、相手はなかなか報連相をしてくれないケースもあります。ここでは相手からきちんと報連相をしてもらうにはどのような工夫が必要かを考えていただきます。
Ⅵ.報連相徹底演習~ロールプレイング
研修の集大成として、報連相のロールプレイングを行います。報連相は、実際にやってみないとなかなか身につかないものです。ここでは上司役、部下役に分かれてなりきることで、しっかりと練習をしていただきます。
Ⅶ.現場で実践すること
学んだ内容を現場で実行するために、研修の最後で今度どのように行動するかを考えていただきます。報連相は、日々行うことで少しずつ上達していきます。そのためここでは、現場で実践することをしっかりと考え、書き出していただきます。
Ⅰ.報告・連絡・相談の違いとそれぞれのポイント
ー報連相について悩んでいることー[ディスカッション]
1.報連相の重要性
・報連相をきちんとやると ・報連相ができないと
2.報連相の基本
・報告とは ・連絡とは ・相談とは
3.報連相のポイント
・報告のポイント ・連絡のポイント ・相談のポイント
Ⅱ.求められる報連相の量は、職場・上司によって異なる
ーホウレンソウの量は最初は多すぎるくらいがちょうど良い
・適切なホウレンソウの量を聞く方法
Ⅲ.「相手が何を求めているか」を考える
ー職場で相手に「報告してほしい」「相談してほしい」と
思う内容は?ー[個人ワーク/共有]
・周囲の人は、自分が思っている以上に自分を気にしている
Ⅳ.「お礼」と「お詫び」を意識する
ーお礼とお詫びを常に意識すると、自然と報連相ができる
1.「この人にお礼することはないか?」を考える
2.「この人にお詫びをすることはないか?」を考える
Ⅴ.相手にきちんと報連相をしてもらうためには
1.話しかけやすい空気を作る
2.報告、相談の基準を決める
3.経過報告をさせる
ー相手にきちんと報連相をしてもらうために、自分自身が工夫していることはー[個人ワーク]
Ⅵ.報連相徹底演習
ー複雑な事象を上司に報告するー[ロールプレイング]
Ⅶ.日常生活で実践すること
ー現場で実践することを考えるー[個人ワーク/発表]
上司とどのようなコミュニケーションを取るかを学ぶ研修です。
リーダーに求められるコミュニケーションの取り方を習得する研修です。
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。