カスタマーハラスメント研修

近年「カスタマーハラスメント」が社会問題となり、社員や職員をカスハラから守らなくてはと考えている経営者や管理者の方は増えているのではないでしょうか。この研修では「カスハラ」とはどういったもので、どのような対策や防止策があるのかという基本を学びながら、組織としてできることをしっかりと考え、今後のカスハラ対策に役立てていただきます。

 

研修概要

 カスタマーハラスメント(カスハラ)の基本について学んでいただきます。カスハラを防止するために日ごろからどうすべ きか、またカスハラが発生した際にはどのように対応したら良いかを学んだうえで、組織としてどのように取り組むべきか を理解していただきます。[目安:3~4時間]

 

カリキュラム

 

カスタマーハラスメント(カスハラ)の基本

カスタマーハラスメントとは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。言葉では聞いたことがあっても、その定義まで知っている方は意外と少ないかもしれません。研修の冒頭では、実際にあった迷惑行為の内容を提示しながら、カスハラがあった場合に組織や関係者にとってどのような影響があるのかを考えていただきます。

 

Ⅱ.カスタマーハラスメントの種類

ここでは、カスタマーハラスメントに該当する迷惑行為について知っていただきます。顧客からの要求として「要求自体が妥当でない内容」の場合はカスハラに該当する可能性があります。さらに「要求が妥当でも、カスハラになり得る行為」として「身体的な攻撃」「威圧的な言動」など9項目があげられます。それらを確認したうえで、今までに経験したカスタマーハラスメントに該当すると考えられるものについて、グループで共有していただきます。

 

Ⅲ.カスタマーハラスメントを防止するために

カスタマーハラスメントのなかには、最初はちょっとしたクレームだったというケースも多くあります。そうならないための接遇を行うことが大切ですが、もしもクレームが生じてしまった場合には適切な対応を行うことがカスハラ防止につながります。ここではクレーム対応の手順を、押さえておかなくてはならないポイントと共に学んでいただきます。

 

Ⅳ.カスタマーハラスメントが発生した際の対応

たとえ最善を尽くしたとしても、カスタマーハラスメントが起こり得る可能性はゼロではありません。カスハラが発生した場合に考えられる対応策は事前に準備しておく必要があります。まずは迷惑行為について上司への報告を徹底し、組織として対応することが重要です。さらに悪質な案件については、弁護士や警察と連携することも視野にいれなくてはなりません。このようにカスハラ発生時には、どのような対応が考えられるのかを学んでいただきます。

 

Ⅴ.カスタマーハラスメントケーススタディ

実際に発生した際にすぐに対応するためには、事前にシミュレーションしておくことが大切です。ここではカスタマーハラスメントの場面で、どのような対応をとることができるのかを考えるためのケーススタディを行います。カスハラを想定した事例を読み、どのように動くべきかを考えていただきます。

 

組織としてのカスタマーハラスメントへの対応

組織として、どこからがカスタマーハラスメントに該当するのか基準を設けておくと、現場は対応しやすくなります。そしてカスハラが発生した場合には、組織全体で共有しましょう。事例を知ることで、一人ひとりの理解が深まります。また、発生した事例については組織側に原因がなかったのかを考え、再発防止策を策定するなど、組織としてのカスハラへの対応を学んでいただきます。

 

Ⅶ .現場で実践すること

学んだことを現場で活かしていくためには、実務と照らし合わせながら実践方法を考え、実行することが大切です。今後、どのように活かしていきたいのかを研修の総括として考え、発表していただきます。

 

カスタマーハラスメント研修(3時間前後)

カスタマーハラスメント(カスハラ)の基本

1.カスタマーハラスメントとは

2.カスタマーハラスメントによる影響

-カスハラによりどんな影響があるかー[ディスカッション]

・職員にとって ・組織にとって ・他の利用者にとって

 

.カスタマーハラスメントの種類

1.身体的な攻撃

2.精神的な攻撃

3.威圧的な言動

4.土下座の要求

5.継続的・執拗な言動

6.拘束的な行動

7.差別的な言動

8.性的な言動

9.職員個人への攻撃

-これまでの経験でカスハラに該当するものを書き出すー [ディスカッション]

 

Ⅲ.カスタマーハラスメントを防止するために

1.クレームにならないような接遇を行う

2.クレームが激しくならない対応を行う

3.啓発する

 

Ⅳ.カスタマーハラスメントが発生した際の対応

1.上司への報告を徹底する

2.組織として対応する

3.対応者を一人にさせない

4.録画・録音を行う

5.弁護士への相談体制の構築

6.警察への連絡体制の構築

 

Ⅴ.スタマーハラスメントケーススタディ

-カスハラ事例を読み対応策を考えるー [個人ワーク/グループ共有]

 

組織としてのカスタマーハラスメントへの対応

1.どこからがカスハラに当たるかを明確にする

2.カスハラの発生事例を共有する

3.発生した際は再発防止策を考える

 

Ⅶ .現場で実践すること

ー今後実践することを考えるー[個人ワーク/共有]

実施形態

下記2つの形態で対応が可能です。

・対面型

・オンライン(Zoom)

 

対面型研修、オンライン研修のいずれでも、グループワーク、ディスカッション等の時間を多く設けております。オンライン研修では、Zoomの機能を活用することで、受講者同士が交流できる進行としています。(詳細についてオンライン研修の方法に記載しています。)

 

受講者の声・感想

 

・全体的に役立つ内容でしたが、特に「カスハラには1人で・1人だけに対応させない」と

いう部分が勉強になった。 複数人(=組織)で対応するということの大切さを学べまし

た。

 

・カスハラの概念を理解することができた。カスハラに当たるような重大案件に対応する

ため、組織体制の整備が必要であると感じた。 

 

・カスハラへの対応について再確認することができました。組織としてカスハラにどのように対応していくか、管理職を含め組織全体のマニュアル等が必要だと感じました。

 

・上司や他の職員の助けがある職場環境が理想だと思いますので、全職員にこのような研修を受けていただきたいと思いました。 聞くだけではなく、演習も交えての研修だったため大変参考になりました。 

 

・この研修を通して、組織としてどのように対応するかルールやフローを作成した上で、管理職や係長を含む全職員がカスハラ研修を受講する必要性を感じました。全職員が同じ認識の上で同じ対応がとれるようにすることが重要だと思いました。

 

・グループワークを通じて、他部署での事例や対応方法等を情報共通ができ、大変有益な研修でした。今後の対応にも活かしたいと思いました。

 

関連情報

【法人向け研修

 

メンタルヘルス研修[セルフケア]
個別の法人様向けに実施しているメンタルヘルス(セルフケア)に関する研修です。

 

ハラスメント防止研修
セクハラ、パワハラ等のハラスメントについて学ぶ研修です。


リスク管研修

仕事上起こり得るリスクの管理方法を学ぶ研修です。


ロジカルシンキング研修
論理的思考力を養うための研修です。

クレーム対応研修
お客様の気持ちを考えクレーム対応の仕方について学ぶ研修です。

 

【セミナー】

 

カスタマーハラスメントへの対応方法セミナー
カスタマーハラスメントへの対応方法を短時間でお伝えするセミナーです。

お問合わせ

企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。

併せてよく閲覧されているページ