コンプライアンス研修

最近では、社会人としてコンプライアンスを遵守することが求められている、ということは多くの方の共通認識となっています。しかし、「コンプライアンス」とは一体どういったことを指し、どのような行動がコンプライアンス違反となるのか、改めて考える機会は意外と少ないものです。この研修では言葉の定義から、コンプライアンス違反となる具体例やそれがもたらす影響、コンプライアンス遵守のための取り組みなど、「コンプライアンス」ついて多角的に学び、遵守することの重要性とそれを遂行するために職場でできることについて考えていただきます。

 

研修概要

コンプライアンスの重要性を理解していただきます。実際にあった他の企業の不祥事の事例を取り上げることで、万が一不祥事が起きるとどのような影響がもたらされるかを実感していただきます。またコンプライアンス遵守のために職場でどのように取り組むべきかを考えていただきます。[目安:3時間前後]

 

カリキュラム

Ⅰ.コンプライアンスとは

コンプラインスとは狭義では「 法令・条令・規則等を守ること」ですが、広義では「社会における常識・マナー・秩序から逸脱しない適切な行動を取ること」とされています。研修の冒頭では、広い意味でのコンプライアンスが企業に求められていること、またその理由を再認識していただきます。

 

 Ⅱ.他の企業の不祥事の事例

ここでは、他の企業における不祥事の事例を参考に、どのような損害が発生しているのか、またどういったことが原因で発生してしまっているのかについて知っていただきます。

 

.コンプライアンス違反がもたらす影響

従業員がコンプライアンスを違反した場合には、組織全体へも大きな影響を与える可能性があります。具体的にはどのような影響があるのか想像できるでしょうか。まずはどのような影響が発生するのかをご自身で考えていただき、その後「組織のイメージが低下する」「お客様のクレームにつながる」などのコンプライアンス違反がもたらす影響について、学んでいただきます。

 

.コンプライアンス違反の例

何気なく行ったことが、実はコンプライアンス違反だったということにならないよう、どのような行為が違反となるのかを知っておかなくてはなりません。ここではケーススタディから具体例を学び、「個人情報の漏洩」「データの持ち出し」「ハラスメント」といったコンプライアンス違反となる行為について、再確認していただきます。

 

.コンプライアンスを遵守するための取り組み

コンプライアンスを遵守するためには、組織として取り組むことが大切です。例えば「職場内でのルールを明文化し策定する」「コンプライアンス会議を開催する」「コンプライアンスカードの携帯」など、一人ひとりが遵守できるようになることを目的とした組織的な取り組みについて学んでいただき、さらに自身の職場ではどのような取り組みができるのかを考えていただきます。

 

.現場で実践すること

学んだことは、実践してこそ意味があります。コンプライアンスを遵守するためには、組織内での意識の普及が必要不可欠です。研修の総括として、ここで学んだことを踏まえて、今後自身の職場でどのように活かしていくのかを考えていただきます。

 

コンプライアンス研修(3時間前後)

 

Ⅰ.コンプライアンスとは

1.狭義:法令順守

2.広義:社会的な規範・倫理等を遵守すること

3.職場でも職場外でも意識する

 

Ⅱ.他の企業の不祥事の事例

 ・不祥事により組織のイメージが低下した実際の事例

 

.コンプライアンス違反がもたらす影響

 -従業員が不祥事を起こすと組織にどんな影響が生じるか-[ディスカッション]

1.組織のイメージの低下 ・SNSWEB上での悪評の拡散

2.お客様からのクレーム 

3.マスコミ対応

4.従業員のモチベーションの低下

 

.コンプライアンス違反の例

 -事例を読み、コンプライアンス違反の行動を書き出す-[ディスカッション]

1.個人情報の漏洩 

2.データの持ち出し

3.ハラスメント(セクハラ、パワハラ)

4.長時間労働

5.SNSでの不適切な内容の発信 

6.飲酒運転 

 

.コンプライアンスを遵守するための取り組み

1.組織・職場内のルールの策定

2.コンプライアンス会議の開催

3.コンプライアンスカードの携帯

4.コンプライアンス事例の共有

-コンプライアンスを遵守するために職場で取り組むことを考える-

[ディスカッション]

 

.現場で実践すること

-現場で実践することを考える-[個人ワーク/発表]

 

受講者の声・感想

 ・ポイントが明記されており、事例を交えた説明はイメージしやすく、わかりやすかった。

 

・コンプライアンス違反により自分だけではなく、他の人にも大きな影響を与えることを学んだので違反に気をつけながら業務を行いたいと思います。

 

・コンプライアンス違反を予防するために、今の対応で十分なのかを改めて考える時間になり、今後の行動にも気をつけたいと思いました。自分の行動が組織に与える影響を再認識しました。

 

・改めてコンプライアンスとは何かを学べ、自分自身の意識を見直すことができた。

今後意識し直し、業務にのぞんでいきたい。

 

・研修途中、グループワークを実施することで、それまでの振り返りやまとめができ、頭の整理ができてとても良かった。

 

・グループディスカッションにより、自分が気づかなかった意見や考えに気づくことができた。

 

・具体的なケーススタディに基づき、コンプライアンスについて他の方と意見交換をする中で自分の考えを整理することができた。

 

・ケーススタディで問題のある言動を書き出す際、それを言語化し他の方の意見を聞くことで「なぜ」それが問題なのか、根拠についても改めて考えることができた。

 

・法を「守る」だけでなく「予防」の視点で考えて行かなければならないと意識が変わりました。本人の倫理に任せるのではなく組織として不正を許さない、させない体制、仕組み作りの大切さを学びました。

 

・コンプライアンス違反の実例を知ることができ、改めてひごろからの注意が必要だと感じた。

 

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実施形態

 

対面型、オンラインのいずれでも対応可能です。オンラインでの実施の場合は、Zoomを利用しての開催となります。詳細は、オンライン研修の方法をご参照ください。

 

お問合わせ

企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。

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