仕事をする上では、多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。上司や先輩、後輩や部下、他部署の同僚、取引先、お客様等々。しかし中にはコミュニケーションを取ることが苦手だと感じている人もいるかと思います。この研修では、どんな相手とのコミュニケーションにも必要不可欠な基本的な内容について学んでいただきます。(コミュニケーションの基本的な構成要素のうち、「質問する」「話を聴く」「話をする」スキルについて扱います。)
※他のコミュニケーション研修と併せて受講すると、さらに効果が高まります。
コミュニケーションの重要性について理解した上で、どんなコミュニケーションを取る上でも必要な「質問する」「話を聴く」「話をする」スキルを習得します。ペアワークやロールプレイングを多く行うことで、ただやり方を「知る」だけではなく、実際に「できる」ようになっていただきます。[目安:6~7時間]
Ⅰ.コミュニケーションの重要性
世の中には様々な仕事がありますが、完全に一人でできる仕事というのはほとんどありません。どんな仕事においても、多くのコミュニケーションが必要となります。しかしもしコミュニケーションを取らなければ、どのような事態になってしまうでしょうか。研修の冒頭でこうしたことを考えることで、コミュニケーションの重要性を実感していただきます。
Ⅱ.コミュニケーションの基本①質問する
会話はどのようにして始まるのでしょうか。多くの場合、どちらかからの質問から始まります。そのためコミュニケーションにおいて、質問する場面は多く発生するのです。しかし多くの人は無意識に様々な質問をしていると言えます。ここでは質問の仕方にはどのような種類のものがあるかを学び、それぞれのメリット・デメリットを理解することで、状況に応じて質問を使い分けられるようになっていただきます。
Ⅲ.コミュニケーションの基本②話を聴く
相手に質問をした後は、相手からの回答が返ってきます。さらにそのまま相手が話し続けることもあるでしょう。このときにどのような話の聴き方をするかも、コミュニケーションにおいては非常に重要です。しっかりと相手の話を聴くことで、その後の会話が弾んだり、相手から深い話を引き出すことができるのです。またそこで信頼を得られることもあります。ここでは話の聴き方について学んでいただきます。
Ⅳ.コミュニケーションの基本③話をする
質問をし、それに対しての相手からの回答を聴いた後は、自分が話す番になります。このとき、ただ聞かれたことに答えれば良いというわけではありません。相手の質問の意図を汲み取り、聞かれたこと+αの内容を回答することが重要です。また仕事上では、わかりやすく話すことも大切です。ワークを行いながら、わかりやすく相手に伝えるスキルを身につけていただきます。
Ⅴ.コミュニケーション力向上徹底演習
研修の集大成として、ロールプレイングを行います。「質問する」「話を聴く」「話をする」の3つのスキルを組み合わせることで、コミュニケーション力向上のための訓練を徹底的に行っていただきます。また話し手は、聞き手からフィードバックを受けることで、うまくできている点やできていない点を認識し、改善に繋げることができます。
Ⅵ.現場で実践すること
研修で学んだ内容をふまえて、現場でどのように実践するかを考え、宣言をしていただきます。コミュニケーション力は、日ごろから実践することで向上していくものです。逆に言えば、実践しなければなかなか向上しません。ここでしっかりと考えていただくことで、翌日からのレベルアップに繋げていただきます。
Ⅰ.コミュニケーションの重要性
-仕事をする上でコミュニケーションを取らないと何が起きるか-[ディスカッション]
1.コミュニケーションの種類
・数十通りから成り立つ
2.コミュニケーションの基本
・質問する→話を聴く→話をするのサイクル
Ⅱ.コミュニケーションの基本①質問する
1.質問の意図を明確にする
2.オープンクエスチョン
・自由に答えさせる質問 ・メリットとデメリット
3.クローズドクエスチョン
・YESかNOかで回答させる質問 ・メリットとデメリット
-2つの質問を使って、相手の興味を聞き出す-[ペアワーク]
4.質問する際の注意点
・柔らかい口調で ・聞き過ぎない ・事前に許可を得る場合
-質問のフレーズを考える-[個人ワーク/グループ共有]
Ⅲ.コミュニケーションの基本②話を聴く
1.話を聴いていることを伝える
・頷く ・あいづちを打つ ・復唱する ・要約する
2.話し手を見る
・相手に体を向ける ・相手の目を見る ・作業を止める
-作業中に話しかけられたときの対応を体感する-[ペアワーク]
3.話の内容によって表情を変える~共感する
・笑顔 ・真剣な顔 ・悲しい顔
4.話をさえぎらない
-相手の自己紹介を聴く練習をする-[ペアワーク]
Ⅳ.コミュニケーションの基本③話をする
1.質問に答える
・まずは一言で答える ・質問の意図を汲み取る ・聞かれた内容+αを答える
2.相手の話の後は自分が話す
3.わかりやすく話す
・結論→詳細の順番 ・簡潔に ・文章を組み立てる
4.伝えることを意識する
・相手の目を見る ・表情を意識する ・抑揚をつける ・気持ちを込める
-自分の仕事の内容を紹介する-[ペアワーク]
Ⅴ.コミュニケーション力向上徹底演習
-学んだコミュニケーションスキルを実践する-[ロールプレイング]
[テーマ例A]仕事上の悩み
[テーマ例B]これまで経験してきた仕事
Ⅵ.現場で実践すること
-現場でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]
・コミュニケーションについて以前から苦手意識をもっていたため、「質問をする」「話を聴く」「話をする」という3つのスキル別にお話を伺うことができ大変参考になりました。
・実際に今日から使えるスキルを教えてもらい有意義な時間を過ごせました。グループワークで実際に取り組めたので、身になったと思います。
・相手の人に興味をもっていることをあらわす。話をさえぎらないなど、特に歳を重ねるごとに聴く力が落ちているように感じるので研修を活かし今後は意識して気をつけたい。
・普段何気なくおこなっている会話の中に、色々な要素やポイントが含まれていることを具体的に知れてよかったです。
・「質問する」「聴く」「話す」という普段当たり前に行っていることでも思い返すとできていないこともあったので、見直す良い機会になりました。特に話す際に先に結論から言うことをあまり意識していなかったので気をつけていこうと思いました。
・お客様だけでなく社内でのコミュニケーションにも役立つと思います。
・ペアワークや全体での発表が多く取り入れられていたので学んだことをすぐ試してみることができてとても良かった。
・今まではどのように話を聴けばよいか、話をすればよいかが分からない時があったので、その時のヒントを得ることができて良かったです。
【公開型研修】
コミュニケーションスキルアップ研修プログラム[全6回/公開型/オンライン]
半年間かけてコミュニケーションスキルを向上させるプログラム。オンラインで実施。
コミュニケーションスキルアップ研修プログラム[全6回/福岡開催/オンライン]
半年間かけてコミュニケーションスキルを向上させるプログラム。福岡の会場で行う対面型の研修。
【法人向け研修】
初めて会った人とどのようなコミュニケーションを取るかを学ぶ研修です。
相手との信頼関係を築くためのコミュニケーション手法を学ぶ研修です。応用編の位置づけにもなります。
接客業の方、ふだんお客様と接するお仕事をされている方向けの、接客対応について学ぶ研修です。
リーダーにとって必要なコミュニケーションの取り方を学ぶ研修です。
【公開型研修】
報連相研修【福岡開催】
福岡で公開型で開催した報連相研修の詳細を記載しています。
コミュニケーションスキルアップ研修プログラム[全6回/オンライン]
コミュニケーションスキルアップ研修プログラム[全6回/福岡開催]
対面型・オンライン研修を同時に実施するハイブリッド型の研修です。6カ月間かけてコミュニケーションスキルを向上していただきます。
対面型での研修を推奨していますが、オンラインでも実施可能です。
なおオンラインの場合は、Zoomを使用します。ブレイクアウトルームという機能を用いることで、2人1組のペアワークや、4~6名のグループワークやディスカッションの実施も可能です。詳細はオンライン研修の方法をご参照ください。
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。