アンガーコントロール研修ー怒りの気持ちをマネジメントするー

喜怒哀楽とあるように、怒りは人間にとって大切な感情の一つですが、仕事の場面では怒りを表現することで、職場の雰囲気や人間関係に悪影響を与えることも少なくありません。とはいえ、怒りの感情をうまくコントロールできずに、部下を怒鳴ってしまったり、同僚に感情をぶつけてしまったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。この研修では人はなぜ怒るのかといった理由を理解し、怒りを抑えるための考え方を学び、怒りの感情をコントロールする方法を身につけていただきます。

 

研修概要

怒りの気持ちを抑えられずについつい感情的になってしまったという経験は、誰しもがあるものです。この研修では、いかにして怒りの気持ちをコントロールするかを学んでいただきます。部下ついつい怒ってしまう、同僚や取引先に対してすぐに感情をぶつけてしまう、そんな方に特にお勧めの研修です。[目安:67時間]

 

カリキュラム

 

人はどうして怒るのか

怒ってしまったあとに、「なぜあのとき怒ってしまったんだろう。」と考えることはあっても、その理由を明確化することは難しいものです。ですが、怒った理由について深く考えていくと、実は怒りの裏に「無意識の期待」が存在しています。この「無意識の期待」が裏切られることによって、怒りの感情が湧いてくるのです。

 

Ⅱ.怒ることによるデメリット

怒ることは誰にでもありますが、それによって様々なデメリットが生じたことはないでしょうか。例えば、怒った相手が傷ついてしまう、職場の雰囲気が悪くなる、そして自分自身のモチベーションすらも下げてしまうということが挙げられます。ここでは職場で怒ることによるデメリットについてグループで話し合い、その影響について考えていただきます。

 

Ⅲ.時間を置く

時間が経過すると怒りの気持ちが鎮まってくるものですが、どのくらいの時間が必要なのかは人によって違います。自分の怒りがおさまるのにどのくらいの時間がいるのかを把握しておくことで対処がしやすくなります。その場から離れる、違うことを考えるなど、怒りの感情から離れるための具体的な方法も、ここで再確認していただきます。

 

.怒る前に想像する

怒りをコントロールするためには、その対象になる事象について「相手はどんな気持ちだったのか」「もしも怒ったらどうなるのか」「もしも怒らなかったらどうなるのか」を想像することが大切です。どんな相手にも必ず良い点があり、相手の「ある」に注目すると怒りの感情から離れることができます。ここでは事例を読み、相手の気持ちを想像するというワークを通して、怒る前に想像するということを体験していただきます。

 

Ⅴ.怒る前に自分自身を見つめ直す

相手のことだけでなく、自分自身を見つめ直すこともアンガーコントロールには重要な視点です。その事象に対して「自分に非はないか」「自分は先入観を持っていないか」を振り返り怒った自分をイメージすることで、怒るほどのことではないなと客観的に考えることができます。ここでは過去に自分が怒りの気持ちを表した場面を思い出し、自分自身を見つめ直すというワークを行っていただきます。

 

.怒る前に状況を冷静に考える

状況を冷静に考えられれば、怒りのコントロールは成功です。そのために視点を変えるのも有効な手段となります。例えば最終目的はどうしたいのか、全体の中でその出来事の影響力はどのくらいなのか、本当に怒るべき出来事なのか、といった視点を持つことで、どのように対応するべきなのかが見えてくるのです。

 

 

.怒らずに指摘する方法

感情的にならずに指摘できれば、怒らずに対処できます。大切なことは相手を思って注意し、叱ることです。時には冗談のように指摘するだけで解決することもあります。どうしても怒りの感情が強い場合には、一旦時間をおいて怒りがさめたころに伝えることも有用です。演習では日常で怒りを感じる場面を思い浮かべ、どのように指摘するか具体的なフレーズを書き出していただき、現場でとっさに使えるようにイメージしていただきます。

 

.日ごろからできること

怒りは「無意識の期待」が裏切られることによって生じることは先に学びましたが、この期待値をあえてさげておけば怒りを起こりにくくする対策になります。またイライラやストレスを日ごろから意識して発散することや、怒らなかった自分、すなわち感情をコントロールできた自分を褒め肯定することも、アンガーコントロールに繋がります。ここでは日ごろからできることを、一つ一つ確認していただきます。

 

Ⅶ .現場で実践すること

学んだことは実践してこそ価値ある知識となります。今後、現場ですぐに実践していくために、どのように活かしていきたいのかを考え、発表していただき、研修の総括としていただきます。

 

アンガーコントロール研修(6~7時間)

実施形態

下記2つの形態で対応が可能です。

・対面型

・オンライン(Zoom)

 

対面型研修、オンライン研修のいずれでも、グループワーク、ディスカッション等の時間を多く設けております。オンライン研修では、Zoomの機能を活用することで、受講者同士が交流できる進行としています。(詳細についてオンライン研修の方法に記載しています。)

 

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お問合わせ

企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。

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