「部下に厳しく指導したら辞めてしまった」
「少しきつく言ったらパワハラだと言われた」
そのように悩んでいる経営者、管理職の方はいらっしゃるのではないでしょうか。
自分が若い頃は、上司や先輩から厳しく指導されていたという方も多いかと思います。
しかし今の時代、それと同じように部下を指導してはいけません。
いわゆるZ世代と呼ばれる今の若い方に対しては、そのような指導をしてしまうと、
メンタル不全に陥ったり、退職したりしてしまう恐れがあります。
それではなぜこのような違いが生じているのでしょうか。
Z世代の特徴の一つとして、「怒られ慣れていない」ということが挙げられます。
1990年代頃から、「ほめて育てる」「叱らない教育」といった概念が広まったこともあり、
幼少時代から親や先生から怒られた経験が少ないという人が増えてきているのです。
そのため以前のような叱り方では、Z世代の人の中には、心に大きな傷を負ってしまう可能性があるのです。
とは言え、部下を成長させるためにも、ときに叱ることももちろん重要です。
そこで重要なことは、叱る上でも伝え方・表現に配慮することです。
一例として、肯定的な表現を使うことも有効です。
具体的には、
「Aさんは仕事の優先順位をつけられていない。だから効率的に仕事ができないんだよ。」
といった否定的な表現を使うのではなく、
「Aさんは作業のスピードは早いから、あとは仕事の優先順位をうまくつけられるようになるといいね。それができればさらに仕事が効率的になるよ。」
のようにポジティブな表現を心がけることが重要です。
「叱らない」のではなく、叱り方を工夫することが大切なのです。
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