起業のアイデアの出し方

 

人生のうちで一度は起業をしてみたいと思う人は多いかと思います。しかし起業するためのアイデアがなく、その一方を踏み出せないという声も多く聞かれます。ここでは起業をする際のアイデアの出し方についてその方法・コツをお伝えします。

※どのようにして起業をするかについては、起業の仕方をご覧ください。

世の中の問題から考える

まず始めにご紹介する方法が、「世の中の問題から考える」という手法です。社会には、多くの問題が存在します。テレビやインターネットでニュースを見ていれば、いかに多くの問題があり、なかなか解決されていないかがわかるかと思います。こうした問題には、起業のためのヒントが隠されています。世の中における解決されていない問題があるということは、その解決策が求められているということです。そういう視点で考えたときに、その問題を解決するような事業であれば、成功する可能性があると考えられます。何もアイデアが浮かばないと悩んでいる方は、まずはニュース等を見て、世の中にどんな問題があるか、考えてみてもいいかもしれません。

 

世の中の声に耳を傾ける

成功する事業は、世の中の人に求められるサービスであると言えます。つまり誰もほしがらないようなサービスは、事業としてうまくいくわけがありません。そう考えたときに、世の中の人の声は、社会のニーズであると言え、それに合致したサービスであれば成功する確率が高まると言えるのです。今の世の中は、twitter、Instagram、Facebook等のSNSや、ネットニュースのコメント欄、口コミサイト等、世の中の声が公開されているツールが多くあります。このようなところから、新規事業のヒントが見つかるかもしれません。世の中の声にはどのようなニーズが隠れているか、そういった視点で耳を傾けていると、新たな発見があるかもしれません。

 

自分がほしいサービスを思い浮かべる

何気なく生活している中で、「こんなサービスがあったらいいのになあ」「こういう商品を作ってくれればいいのに」そのように考えたことがあるという人は多いのではないでしょうか。実は起業のアイデアも、こういったところから出てくることがあります。自分という存在は、世の中における一人のユーザーです。自分自身がほしいと思う商品やサービスは、他の多くの人もそう思う可能性があります。自分が良いと思ったアイデアがあれば、それについてどう思うかを多くの知り合いに聞いてみると良いでしょう。それによって、自分だけが魅力に感じる内容なのか、あるいは世の中の多くの人が共感するものなのか、このあたりを見極めやすくなります。

 

既存のサービスの足りない点から見つけ出す

世の中には多くのサービスがあります。しかし完璧なサービスというものはあり得ません。どんなサービスにも、良い面もあれば足りない面もあります。そこで既存のサービスにおける足りない点を補うような新サービスがあれば、既存サービスのユーザーからも評価される可能性があります。世の中にすでにあるサービスについて、どういった点が足りないか、どのあたりを改良したら良いのかを見つけ出すことで、起業のアイデアが生まれるかもしれません。ただし注意しなければならないのは、既存のサービスの市場に参入する時点で、業界における後発組になっているという点です。後発組になる時点で、すでにシェアを獲得している企業より遅れをとっていることになります。こうした企業を打ち負かすようなサービスを展開するには、これまでのサービスを凌駕するような斬新な内容である必要があります。そういった意味では、ハードルは高くはありません。

 

既存のサービスを別の事業に当てはめて考える

上記同様、既存のサービスをヒントにする方法ですが、すでにあるなんらかのサービスを、別の分野に当てはめられないかを検討するという方法もあります。たとえば音楽サービスで主流になっている方法を動画サービスに当てはめてみる、といった考え方です。ある分野では当たり前のような手法でも、他の分野ではまったく活用されていないというケースもあるものです。こうした手法を試す場合、その分野においてはどの企業も参入していないというケースも多くあり、また既存のサービスとの差別化も図れるため、競争力を持ちやすくなります。

 

他者と意見交換をする

他の人とディスカッションをしているうちに、「こういうサービスがあったらいいのではないか」「一緒にこんな新サービスを開発してみよう」といった流れになることがあります。自分一人では良いアイデアが湧いてこない場合でも、他者と意見交換をすることで、新たなアイデアが出てくるケースがあります。昔から「三人寄れば文殊の知恵」と言いますね。また自社だけではノウハウが限られていてできない事業であっても、他社と協業することで、実現の可能性が広がってくるものです。世の中にある斬新なサービスの中には、飲みの場でのたわいもない会話がきっかけで生まれたといったケースも実際にあります。

 

自分の夢や目標から考える

「こんな世の中にしてみたいなあ」「将来はこんなことを実現したい」そんな壮大な夢や目標を持っている人もいるのではないでしょうか。こうしたことを考え続けていると、あるとき良いアイデアが湧いてくることがあります。夢を叶えたいという気持ちが強ければ強いほど、無意識のうちに「それを叶えるためにはこういうことをしたらいいのではないか」という考えが生じてくるものです。場合によっては、それが起業のアイデアになることもあります。逆に言えば、こうしたアイデアを一つ一つ実現していくことで、将来的に自身の夢を叶えることに繋がるとも言えます。成功している起業家は、何かしらの大きな夢、目標を持っていることが多いものですが、こうしたことを日頃から行っているのかもしれません。

 

起業家、経営者から話を聞く

実際に事業を立ち上げた起業家や、新規事業を成功させた経営者から話を聞くことで、ヒントが見つかるかもしれません。どのようにしてその事業を思いついたのか、どこからそのアイデアが湧いてきたのか、生の声を聞くことで、起業家や経営者の発想方法を学ぶことができます。ただしこうしたやり方をする際には注意点があります。それは「絶対に相手のアイデアを模倣しない」ということです。場合によっては「自分でも同様の事業を立ち上げられるのではないか」という気持ちになるかもしれませんが、話を聞いた相手のアイデアを模倣するというのはマナー違反です。相手の良心を踏みにじる行為になります。そして何より、模倣しなければ思いつかないようなアイデアであれば、成功させることは困難です。なぜならば、そこに自分自身の「思い」「気持ち」が込められていないため、なんらかの壁にぶつかったときに乗り越えることが困難になるからです。そういったことをふまえて、相手に敬意を払いながら、あくまで「発想方法を学ぶ」というスタンスで相談してみるのが良いでしょう。

※どういった場で経営者の話を聞くことができるかについては、経営者の集まりをご覧ください。

 

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